紅龍 ―2―


“そして、黒桜会の者になるとして、貴方たちにはリングと名前が贈られる。”




“蘭には赤いリングを。そして名はRed owl。”



“恭平君にはシルバーのリング。名はSilver phoenix”




“京花には紫のリング。名はBlack swan。”




“リングは黒桜会のしるし。名は自分自身を隠すもの。大事にしなさい―…”




“それと、これから貴方たちは沢山のものを失うと思うわ。”




“だからそれを受け入れるための決意をしなさい。”



“貴方たちは黒桜会二代目なのだから”






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