紅龍 ―2―



きっと蘭は鏡に映る自分を見るたびに闇を増やしていく。




そして涙を流すんだ。



桜さんは蘭は紅龍・青虎にとって大きな存在だって言うけど―…



蘭にとってもあいつらは大切な欠けてはならない存在だ。




お互いが大きな存在を失った今、




それを埋めるのは闇か?




どんどんと崩れていく音が聞こえる。




蘭も。




紅龍も。




青虎も。





闇に飲まれる―…。





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