紅龍 ―2―
蘭side

あの日からどのくらいたっただろう。




クリスマスイブも終わり、年までも越してしまった。



冬休みもあと残り数日。




その間、私たちは黒桜会として役目を果たしていった。




そしてそれは皆の耳に届く事。




夜の闇に満ちた街では毎日のように黒桜会の事が話されていた。




今では黒桜会と言う言葉を聞かない日のほうが多いと思う。




それほど私たちは黒桜会と言う存在を知らせていった。




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