紅龍 ―2―

青虎・紅龍side


―青虎―





光を失った虎は






暗闇のなか必死に藻掻いて光を探す






光が恋しい






恋しい―…






と叫び泣き―…







本当に大切なものは







直ぐそばにありすぎて









失ってからではないと気付かない














「蘭。お前は俺等の―…俺の光だ。」




「蘭ちゃんの居ない青虎は青虎じゃないんだよ。」




「蘭!!俺、お前居ねぇと寂しいよ。」





「黒瀬ぇ―…お前何してんねん。」





「蘭。…―寂しい。」











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