紅龍 ―2―
―紅龍―
龍は姿を見せず天を舞う
光はもう二度と失わぬと誓い
ひっそりと光に近付きながら
ゆっくりと闇に包まれてしまった光に手を伸ばす
時がきて、龍は光をそっと包み込む
龍はその時を待つ―…
「蘭。お前は一人じゃねぇんだよ。一人で闇に染まって行くなや。」
「蘭さん。闇に染まってしまったなら、俺たちがまた光で染め直します。」
「「「「「紅花さん!!!俺等を頼ってくださいよ。」」」」」
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