紅龍 ―2―



いやー本当何でだろうね。







青虎との合併が決まって直ぐ電話なんて国分は私に盗聴器でも付けているのだろうか。








『決戦は2週間後だ。俺等にも時間がいる。天下の紅龍と戦うのだから。』









自分の身体をペタペタと触る私に国分の言葉が届く。





決戦は2週間後。









充分な時間だ。









私は小さく笑い「楽しみにしている。」一方的に電話を切った。











これから待っている出来事が何だか想像出来なかった。







それにしても何故わざわざ国分は私に電話をした…






ふっ。








あっちは余裕って事か。










「…………隼人、結真。青虎の倉庫に行くよ。合併が決まった。」








私は幹部と居た隼人と結真を連れて青虎の倉庫を目指した。





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