紅龍 ―2―
隼人のもとに向かう。
「隼人。昼には来るって。」
「あぁ。こっちも準備はできた。お前なら30分もあればいいだろ?」
「うん。ありがとう。」
私は隼人と短い会話をすると隼人の持っていた紙を受け取った。
隼人に頼んでいたその紙に目を通す。
本当に休む時間がない。
私は椅子に深く身体を預けて紙の内容を頭の中に詰め込んだ。
直ぐに時間はたって1時間がすぎた。
下の身体作りを実行する。
この1時間でしなければいけない事は全てした。
私は「私に手加減なしにかかって来い!!!」そう叫んで下の群れに突っ込んだ。