紅龍 ―2―
蘭side


重そうな扉が出てきた運転手によって開かれた。



中から無駄に長い足たちが出てくる。






それも三人分。







「お久しぶりです。智さん。あっそれと二人も。」 

隼人が一歩前にでて頭を下げる。

さすが礼儀がいい。



「あっ、隼人久しぶり。」 


「「何?それとって!?」」



そして智もお淑やかに挨拶。


…―に比べてあんの二人は。



「兄貴とあっちゃん煩いよ。」 


煩いよぉ―…。



「あっ。蘭!!背が高くなったな。」


煩い二人を無視して私に笑顔を向けてくれる智。


「ふふっ。智は相変わらずだね。」



智はやっぱり私を癒してくれる。






とまぁ、きっと第三者から見た今の光景はきっと仲の良い友達とかだろう。





でも実際は元紅龍&青虎どうし。昔はそれはそれは仲が悪かった―…






そんなこの三人を迎え、私達は倉庫に入った






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