紅龍 ―2―




「蘭―…。」



「何?あっちゃん。」




「晃人は多分もう大丈夫だ。」






俺は蘭のもとに行った。






俺にはもう確信があった。








「晃人は強くなる。」









蘭は少し笑った。






「やっぱり晃人をあっちゃんには任せて正解だったね。」





「えっ?」






「だって晃人は昔のあっちゃんに似てる。」







俺は蘭に適わないと思った。







蘭はやっぱり凄い。







「…―後は……龍だね。」








蘭の言葉に俺は智たちを見た。





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