紅龍 ―2―
向かう車の途中、私は龍に話しがあるからそっちに向かうと電話を入れた。
龍はあぁ。と素っ気ない答えをよこした。
そういえば最近、龍たちと絡んでないな。
何て考えながら青虎の倉庫に向かった。
車の中、話す人は1人もいない。
きっと皆、これからの事について考えているんだ。
1人1人自分の思いを抱いて敵に向かう―…
闇夢か―…
絶対ぇ負けねぇ―…。
その為には青虎との合併を成功させないと。
私はただ呆然と外の景色を眺めた。