紅龍 ―2―









「何してんだ!!!!」















俺は親父の胸ぐらをおもいっきり掴んだ。






でも親父は表情一つ変わらない。











「何してんだ?だと?お前こそ何を勘違いしてんだ。俺はお前に結末を決めさせた。その結末がこれだ。」










俺に向けられた冷めたく低い声。













この人は本当に人間なんだろうか。







「俺の後。闇夢を継ぐお前に居場所など必要ない。」










空はいつの間にか泣いていた―…。










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