らぶストーリー
准は何も言わず、広い腕で私を包みこんだ。びっくりしたけど、今は凄く慰めてほしい。


「あのさ…。俺、お前の事好きなんだけど。俺と付き合ってほしい。」


私は、准は恋愛対象じゃなかった。

でも、進藤はもう無理だ。もう諦める。想い続けたって、私が悲しくなるだけ。


准は私の事想ってくれてる。

それに私、准とだったら進藤の事忘れられるかもしれない。


准には悪いけど、今は自分の事しか考えられなかった。



私は准の告白に答えた。


「良いよ。」



この一言だけなのに、准は喜んでいる。



私、もう進藤の事は忘れて准の事大切に想わないとね。





進藤の事は完全に忘れよう。
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