月光夜




「俺は、‘ステッキ’だと言ったら分かるか?」



「……。」



目の前にいる、この竜がステッキ??



ま、待てよ…、そんなはずが無い。
あのステッキが、こんな可愛らしい竜にあるはずが無い。



絶対にありえない!



「頭をフル回転して、考えているみたいだが、目の前に起こっていることは信じろ。」



「信じれるわけが、無いでしょ!」



「とりあえず、信じとけ」



「無理ー!」





< 137 / 233 >

この作品をシェア

pagetop