月光夜




「その時は、よろしく」



「あぁ。じゃ、挨拶はしたぞ。またな…ミル」



──────────



そのあと、あたしはそれが夢だということに気がついた。
その時は、分からなかったけれど、今なら分かる。



きっと、この時のためにあの夢を見たんだ…。
前からあたしは、名前を知っていたんだ。




────名を呼べ。琳架…─────



声が、聞こえた。



「光れ!!glitter!!」





























< 161 / 233 >

この作品をシェア

pagetop