月光夜
「あいつは?」
「クリクリが今戦ってる。」
「そうか。そう言えば、お前はどうやってここまで来たんだ?」
「えーっと…、自分自身で飛んできたって言ったら、信じてくれる?」
「??」
さっきまで起きた事を、一通り簡単に説明した。
「ふーん…。お前がその天使とはな。不思議な事だな。」
「あたしも、不思議でしょうがないよ。」
「なら、お前がこの世界に来たのは、運命だったんだな。」
「なのかもね。」
「あ、そうだ。」
何かを思い出したように、アッシュは自分の体を起してたった。