月光夜
魂の浄化
「フレディ!!」
「くっ…。」
フレディ様の腕の中には、クリクリの姿があった。
クリクリは、いくつもの傷があって血が多少出ている。
「やれやれ、こいつの始末にひと苦労した。レイト、いつまで気を失っているつもりだ?」
「…も、申し訳ありません…」
「!!!」
まだ、生きていたの!!??
ドサッッ
フレディ様は重たい荷物を放り投げるかのように、クリクリをその場に投げ捨てる。
「クリクリ!!」
あたしは、走ってすぐに駆け寄った。
「大丈夫!?」
「すまない…」