月光夜





『やっと、この苦しみから助かるんだな。』



「……。」



『クリウス、一つだけ願いを聞いてくれないか?』



「なんだ?」



『俺を、人間の姿にしてくれ』



「そんなの、容易いことだ。」



『ありがとう』



クリクリは何か呪文を唱えると、目の前に懐かしい姿が現れた。



「……!!!」



何百年かぶりに見た、フレディ様の姿はとても懐かしかった。






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