月光夜




しばらくの間フレディ様の体温を感じながら時間が過ぎて行くのを感じていた。



こうしてずっと体温を感じてたい。



けれど、それは出来ない。



浄化しなきゃ…。




「そろそろ、時間かな…。」



「…フレディ様」



「ありがとうな、琳架。お前は、今の自分として生きろ。好きな人に素直になるんだぞ」



「好きな人?」



「自覚がないのか?」



「こいつは、鈍感なんだよ。」



「それは、大変だ。」




あたしが、鈍感??

















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