月光夜






あたしの腕の中から、白い魂は消えていた。




「フレディ様…。」




頬からは、涙が出ていた。




「琳架…。」




「クリクリ、あたしの役目は終わったね…。」




「あぁ、あいつの魂は浄化された。」




安らかに眠ってくださいね。



「さぁ、帰るぞ。」




「うん!!」



神経を集中させて、目を閉じた。




全てが、終わった…。







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