月光夜




「クリクリ?」



目を覚ますといつものようにあたしの隣で、小さな可愛らしい龍の姿で寝ているクリクリの姿がなかった。



どこかにいるのかな?



体を起こそうとしても、体が重たくて起きれない。



あれから、体の調子が悪いんだよな…。



「おはようございます。琳架さん」




「おはようございます。ルーンさん。」



「体調の方はいかがですか?」



「多分、大丈夫です」



「そうですか…」



何かを察したかのように、ルーンさんは少し苦笑いをしながら言った。








< 224 / 233 >

この作品をシェア

pagetop