月光夜





「お前は、どれだけ俺を心配させるんだ?」



両手であたしの頬をギュっとつまみながら言った。



「しゅ…しゅみましぇん。」




「全く…。お前自分がどれぐらい寝ていたと思う?」



「さ、さぁ?」



「四日間だぞ。」



「嘘!!??」



「本当だ…。」



そんなにあたし寝ていたの!!??



「まぁ、仕方ないじゃろう。」



そばにいた、クリクリが呟いた。






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