月光夜



「とにかく、お前はまだしばらく休んでおけ。というか、休んでろ。」




「えー。体動かしたいー。」




「…。とこから動いたら、キスするぞ。」




「!!!!」



今、なんて言った!?




「されたくなければ、そこを動かなければいい話だ。わかったな。」




どっちにしろあたしにとっては、地獄ということには変わりない。




「アッシュだって気絶してたくらいなら、どうして、そんなに体動かせれるの?」




「お前とは体のつくりが違うんだよ。」



そういって、あたしのおでこにデコピンをしてきた。



「いった!」





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