月光夜




「そうなのですか?これはこれは、失礼いたしました。」



シルビさんは丁寧におじぎをした



「いっいえ、全然大丈夫です」



「優しい方ですね。ところで、アッシュ」



「何だ??」



「このお方の名前は??」



「瀬戸琳架。異世界の人間だ。」



「琳架さんですか…。美しい名前ですね。琳架さん?」



「はっはい」



「あなたは、恋人とかはいらっしゃるのですか??」



「特にはいないですけど…」



「好きなお方は??」



「もちろん、いないです!!」



「そうですか。なら私にもチャンスはあると言うことですね」



「えっ??」



「というわけなので、アッシュ。容赦はしませんからね」


ニコッと笑いながら、アッシュに言った



どっ、どういこと??



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