月光夜





「あっあと、数日後パーティーがあるからな」



「ふぅん。そっか」



パーティー??



なんで、パーティー??



まっ、あたしには関係ないからいっか



「お前、そのパーティー十分関係があるからな…」



「…。えっ??」



「えっ??じゃねぇよ。母上が主催するパーティーだ。まぁ、他の国のやつらと、関係を深めるためのパーティーだが、多分みんなはお前を見に来るだろう…」



「何で??」



「お前が‘予言者の子’だからだ。どんなやつか、見たいだろうからな、きっと」



「‘予言者の子’ってすっごくみんなから特別視されてるんだね」



「あぁ。なんせ、救世主だからな」



「ダメだ…あたし、すっごいものを背負ってる気がする…」



「気がするじゃなくて、背負ってんだよ」



う゛ぅー…



あたし、大丈夫かな??



なんか不安だ…色んな意味で…





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