月光夜





「あっ、あと何があっても愛想笑いで過ごしとけ」




「何かあってからって…。わかった。愛想笑いで過ごしときます」



「ん。それで、良い」




そのあと私たちは、他愛もない話をしてご飯を食べていた




まだ、あたしはこの時自分が‘予言者の子’の存在を意識していなかったことを思い知らされるとは思ってもいなかった







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