月光夜



「おい、そこの女」



「何よ!」



「この棒を持ってみろ」



男から手渡された棒を受け取り持ってみると、その棒が光だした



「えっ!!?? 何!!??」



「コノヒカリハ!!!!」



怪物はそう叫び、光を浴びたとたん黒い灰になり消えていった



「一体さっきの光は何なの??」



ただあたしは棒を見つめてボーッとしていた



「アッシュ様!! アッシュ様!!」



どこからか、声が聞こえてきた



「ここに居られましたから、アッシュ様 心配したんですよ!!」



「悪い悪い」



「また勝手にお出掛けになって!! あいつらの気配がしたので余計心配したのですから!!」



あの男の人の名前はどうやらアッシュって言うみたい



一生懸命アッシュに話しかけていた若い男の人があたしの方に向いた



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