月光夜



「何よ。悪かったわね、老けて見えて」



これでも、一応お肌の手入れは欠かさず毎日やってたのにな…



「いや、別に俺は老けてるとは言っていない。琳架は、大人っぽく見えるから意外だと言ったんだ」



「あたしって、大人っぽく見えるの??初めて言われた」



「まぁ、人の価値観によるからな。てか、時間だ。ほら、掴まれ行くぞ」



アッシュは左の腕をあたしの前に差し出してきた



「えっ??」



「エスコートしてやる。有りがたく思え」



「上から目線なのが、ムカつくんだけど…」



「なら、1人で行くか??」



「それは、嫌だ!」



「なら、掴まれ」



あたしは、仕方なくアッシュの腕を掴んだ




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