月光夜
「わぁー!すごーい!!」
目の前に広がる光景は、まるで漫画やドラマでみたような光景だった
豪華で、みんな綺麗におめかしをしていて、キラキラしていた
なんかあたし、場違いなんじゃ…
「背筋を伸ばせ、胸をはれ。堂々としてろ。猫背なんかやめろ」
アッシュが小さく呟いた
「えっ??」
「女の子は、胸をはって歩いていたほうがカッコいいぞ。お前はここにいてもおかしくない存在なんだ。自分に誇りをもて」
「ぅん!!分かった!!」
あたしは、勇気が湧いてきた
背筋を伸ばし、胸をはった
せっかくあたしも可愛くアンさんにおめかしをしてもらったんだから、無駄にしちゃいけない
今日のこのパーティーを楽しまなくちゃ!