月光夜





シルビさんに軽く挨拶してから、その場から去った




「ねぇ、さっきあたしを紹介するって言っていたけれど…、あれって本当なの??」




「あぁ、本当さ。この後、お前をみんなの前に立ってもらう」



「何で、紹介する必要があるの??」




「お前、自分がどういう立場かもう忘れたのか??」




アッシュに言われた意味を考えてみたけれど、まったく分からなかった




「…。はぁ…、お前は予言者の子。我々にとってお前は、特別な存在だ。だから、予言者の子がこの国に現れたのだから、みんなに紹介するのが義務なんだ」











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