月光夜



「あたし一国の王子にタメ口で話してたってこと!!??」



やらかしたー!!



「別に俺は気にしていないから気にするな というかむしろタメ口で良い お前はそれだけの‘身分’だからな」



「あのー…まったく言っている意味が分からないんですけど…」



「まぁ、ここで話をするのもなんだから城に行こう お前のその格好も直さないとな」



「?? あたしの格好がおかしいって言うの??」



一応、制服なんだけれどな…



「どうみたっておかしいだろう まるで下着みたいだ」



「下着って…、あたしは多分こちらの世界でいうと異世界の人だから、おかしいのは当然よ」



「確かにそうだな」



アッシュ達が聞いている服装は、中世のヨーロッパの貴族が着ているような服装



アッシュ達が全員そういう格好をしているのなら、あたしがおかしい格好と思われるのは当然だよね…




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