月光夜




「なんで養分を吸うの??」



「あいつらは、本来なら人間の血を吸いたいはずだ。だが、それが出来ない。っとなると草木などの栄養分などが唯一養分が取れることになる。」



「そうなんだ。」



「また、やられてしまった…。」



拳をギュッと握りしめて、悔しそうにしているアッシュ。



またってことは、何回かこのような事があったんだね…。



「これ以上被害がでると、民達が余計苦しんでしまう。早く、食い止めなければ…。」



「アッシュ様…。」



「ルーンなんだ。」



「アラン様が、至急お城に戻って来いとの連絡が…。」



「わかった」



何かあったのかな…。



あたしは胸騒ぎがした。






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