月光夜



「おぉ、帰って来たか。」



「只今、帰りました。父上。」



「現場の様子は、どうだった??」



「ひどい状況でした。木々は枯れ果てて、土は栄養分がなく乾いていました。」



「やはり、そうだったか…。」



「はい…。」



「胸騒ぎがする。何も起こらないと良いのだが…。」



「俺も胸騒ぎがします…。」



話を聞いていた、あたしまでなんか起こりそうな気がした。



2人とも胸騒ぎがするっていうぐらいだし…。



どうか、何も起こりませんように!!



心の中でそう思った。











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