月光夜
「はぁ…。」
自分の部屋にある、ベランダに行き外を見ながら、ため息をついた。
「本当にあたしは、予言者の子なのかな…。」
だんだん、違うような気がしてきた。
あの時スティックが使えたのは、偶然なんじゃないのかな。
「偶然なんかでは、無いぞ。」
「えっ!?何で、アッシュがいるわけ??てか、あたし声に出てたの!?」
「たまたま近くを通ったから寄ってみた。んで、口に出していたぞ、バカ女。」
「バカ女じゃない!!」
「はいはい。」
「……。」
アッシュと会話をする度に、あたしは毎度毎度ムカついているような気がする。
最近、アッシュにバカ女と呼ばれて最初はすごくムカついたけど、最近は慣れ?のせいかあんまりムカつかなくなった。
何回も言われてるからね…。