月光夜




「はぁ…。」



自分の部屋にある、ベランダに行き外を見ながら、ため息をついた。



「本当にあたしは、予言者の子なのかな…。」



だんだん、違うような気がしてきた。



あの時スティックが使えたのは、偶然なんじゃないのかな。



「偶然なんかでは、無いぞ。」



「えっ!?何で、アッシュがいるわけ??てか、あたし声に出てたの!?」



「たまたま近くを通ったから寄ってみた。んで、口に出していたぞ、バカ女。」



「バカ女じゃない!!」



「はいはい。」



「……。」



アッシュと会話をする度に、あたしは毎度毎度ムカついているような気がする。



最近、アッシュにバカ女と呼ばれて最初はすごくムカついたけど、最近は慣れ?のせいかあんまりムカつかなくなった。



何回も言われてるからね…。









< 67 / 233 >

この作品をシェア

pagetop