月光夜
「何で、そんなことを急に言う。」
「何となく疑問に思ったから。」
「確かに、奴等のやっていることは俺は許せない。だが、彼らも生きていくために、長年この間みたいなことをしているんだろう。だから、俺はあいつらとうまく生きてはいけないかと考えている。」
「昔みたいにってこと??」
「そうだ。上手く共存していきたい。奴等を悪いやつらと肯定的に考えてはいけない。」
「でも、あたしを襲おうとしたんだよ??」
「確かにそうだが。昔は、あんなことはしなかったと聞く。何かきっと原因があったんだ。」
「ふーん…。」
「明日あいつらの事について、調べてみるか??」
「そうだね。そうしよう。」
「よし、じゃ決まりだな。今日はもう遅い。寝よう。」
「そうだね。じゃ、おやすみ、アッシュ。」
あたしは、軽く手を振ったら、アッシュはあたしの頭をポンポンとした。
「おやすみ、琳架。ゆっくり、休めよ。」
「う、うん。」
「じゃな。」
アッシュも軽く手をふり、部屋から出ていった。
てか何で、頭をポンポンとしたんだろうか…。
最近のアッシュは、よく分からなくなってきていた…。