月光夜
「なぜ泣く??」
心配そうに、アッシュが聞いてきた。
「分かんない…。けれど、この中に書かれてることは悲しいことが書かれてるような気がする」
「…!!何故、分かった…」
「何でだろ…。そんな感じがしたからかな…」
「そうか…。確かに、この中に書かれてることは、悲しいことだ。ダークドールと我々が共存して暮らせなくなったきっかけがかかれている物語だ」
「やっぱり。ものすごいく悲しいお話。遠い遠い昔話だよね??」
「あぁ…。遠い遠い昔話。いや、恋物語と言った方が良いかもな」
「……。」
そう、悲しい悲しい恋物語。
遠い遠い昔話。