月光夜
「プライベートまでとは言いませんが、大切な日とかはしっかりとしてくださいね。」
「分かった」
フレディ様のおかげだ。
私は、いつも何かとフレディ様に助けられている。
小さい頃から…。
この人しか見ていなかった。
この人しか見られなかった。
私の目の中には、フレディ様しか写っていなかった。
決してこの感情は、持ってはいけないことぐらい分かってる。
けれど、押さえきれないこの想い。
会う度に増していく、この想い。
フレディ様…。
あなたの目に私は、少しでも写っていますか?