月光夜



「プライベートまでとは言いませんが、大切な日とかはしっかりとしてくださいね。」


「分かった」


フレディ様のおかげだ。


私は、いつも何かとフレディ様に助けられている。


小さい頃から…。


この人しか見ていなかった。


この人しか見られなかった。


私の目の中には、フレディ様しか写っていなかった。


決してこの感情は、持ってはいけないことぐらい分かってる。


けれど、押さえきれないこの想い。


会う度に増していく、この想い。


フレディ様…。


あなたの目に私は、少しでも写っていますか?









< 83 / 233 >

この作品をシェア

pagetop