*素直になれたら*
「へ?」



あれ、千秋、笑ってる?


え、千秋、私の上にのってる?


ええええ!?


「バーカ

 あれくらいで死ぬわけねーだろ」


千秋の柔らかい唇が私のそれに重なった。


「・・・んっ」


抵抗できないほど、一瞬な出来事で、


夢のようで、


信じられなくて―――・・・



「これは、さっき助けてやった分な」


ペロッと舌を出す。


「ちょっと・・・っ!?・・・う、んんっっっ」
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