ボクらと愛と欲望と
まさか…
『寝ちゃった…?』
嘘だろ?
『スピー』
………
どうしよ…
『あっ…、やべっ』
今日は2時からバイト入ってるんだった…
ひざを見ると、まくら代わりにしてすやすやと気持ちよさそうに寝るお姫様
『仕方ない…』
起こすの可愛そうだし、俺はゆっくり抱き上げてベッドまで連れていった
『紙無いかな…』
きょろきょろと部屋の周りを見ると、机の上に花柄の小さなメモ帳と、ペン立ての中にシャーペンが何本か入っていた
使っても別にいいよな?
俺は適当にシャーペンを選んで紙にいろいろと書いた
『…よし』
もう一度書いた文章を読見直してから俺は蕾ちゃんの家から出た
鍵は、机の上に置いてあったからそれを使った
最後はちゃんとポストの中に入れて置いた