ボクらと愛と欲望と
夢を見た
場所はお花畑で、目の前に健太君が座っている
『健太く『蕾』
私が呼ぼうとしたら、健太君に遮られてしまった
『蕾ちゃん、俺、俺ね…?』
『う、うん』
『……の……きなんだ』
『え?』
声が小さくて、聞き取りにくい
『だから、………だって!』
そう言うと健太君は顔を真っ赤にして、どこかに走り去っていった
『…?』
目を開けると、見慣れた天井が見えた
『変な夢…、健太君何言ってたんだろ?』