ボクらと愛と欲望と


『出来た!』


蕾ちゃんの声がこっちまで聞こえてきた


『健太君、なんて書いてほしい?』


最初何のことか分からなかったけど、ケチャップを見た瞬間に分かった


『何でもいいの?』


『あっ、英語とか難しいのは駄目だよ?』


私馬鹿だから、っと蕾ちゃんは小さく笑った


『じゃあ、好きって書いて』


冗談で言ったのに、蕾ちゃんは顔を真っ赤にしてしまった


本当に可愛い…




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