ボクらと愛と欲望と

『俺の知ってる人？』


『う、ん…』


誰だよー、と頭をくしゃくしゃにして叫ぶ健太君


『もぅ…、きれいな金髪がくしゃくしゃだよ？』


そう言うと、健太君は急に恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にしてぽつりと言った


『いいなぁ、蕾ちゃんの好きな人は』


へ？


『なんで？』


『知りたい…？』


すると健太君は私の方にだんだんと近づいてきた