ひとりじゃないから
「じゃあな、アキ。また明日」
「おやすみ、ゆーすけ」
「おやすみ。入るまで見てるから先行って?」
「うん」
ゆーすけの視線を感じて、なんだか恥ずかしくなって、小走りでロビーまで行った
振り返るとゆーすけがこっちに向かって手を振ってくれた。
恥ずかしいけど、振り返したらゆーすけは安心したように笑って帰っていった。
ゆーすけ、ゆーすけ。
ねえね、あたし、どうすればいいんだろう。
今日の朝、気づいた気持ちなのに、どんどん膨れていくよ。