ひとりじゃないから
「三者面談があるそうだな。」
「・・・はい。」
5月に、ね?
「私は出ないから勝手にしなさい」
それだけを言うために?
「それだけだ。決まったらメールを入れてくれ。」
「はい」
「じゃあ。仕事の途中だから帰る。」
そういう訳ね。
あたしはただのついで。
どうだっていいけど、仕事のついでにあたしのところに寄っただけ。
そしてお父さんは最後におみやげを残すのを忘れてなかった。
「いつまで肥満でいるつもりだ。」