ひとりじゃないから




しゃがんで、頭をひざのところに埋めて。




そうして待ってると、先生の足音が聞こえた。





「なんだよ、乗っとけって言ったろ?」



そういって、あたしの頭に手をのせた。





「けど、」





「他のヤツに気、使うのはいいけど、俺には気使うな。」





「でも、」




「ムリ?」





< 92 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop