素直の方が好きですか?


「よし!今日はここまで!あ、そうだ朝倉、お前ノート集めてあとで持ってきてな☆」

「うえっ」

「寝てた罰」

「そんなん鈴木だって寝「常習犯が」

ブーブー言いながらもやるのが智葉だ。

「と、小月!コレ運ぶから手伝ってくれ」

「う、うん!」

少し顔を赤らめながら俺の横をテクテク歩く小月。

「小月はさ」

「!」

小月の肩が少し跳ねた。
驚かせたかな?

「先生とか、向いてるんじゃないか?」

「そ、そう?」

「教えるの上手かったし☆」

「そんなことないって!!あまちゃんには負けるもん―…」

そうこう言ってるうちに数学少人数教室に着いた。

ここは鍵がかかってるから人も入れない

そもそも人なんて滅多な理由がない限りここには来ない。

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