素直の方が好きですか?
このままだと暗くなるし智葉には帰ってもらう方が賢明だな。
「あ、智葉!わりぃわりぃ!!
まだ帰れそうにないから先帰ってて」
智葉の目に一瞬光が無くなった。
「……」
そのまま戻っていった。
やべぇ、何か失敗した!
何だ?どこがダメだった?
「あ、よかったのぉ?」
「よかねぇよバーロー」
「バーローってあんた…」
「じゃあはっきり言ってやるよ
バカヤロウ」
「仕方ないね、あたしらが手伝ってやる
早く終われば、彼女と帰れるんでしょ?」
「俺も暇だしいいぜ?な?」
俺の友達が周りのやつら(とは言っても2、3人だが)に同意を求めた。
「おう」
「いいぜ」
と、いう声と共に作業が開始された。
絶対に忘れちゃいけなかった。
今日は厄日だったってことを――…