素直の方が好きですか？

「………」

「……」

無言とか、気まずっ！

な、何か話し…あ、そうだ。

「葉月ってさっ勉強どこまで出来るの？」

前の葉月にも聞こえるよう、声を張り上げる。

「あﾞ？」

どうやらNGワードだったようです。ごめんなさい。

「でもさ…ありがとな」

え？

「葉月っごめん何て言った？全然聞こえないの！！」

「何でもねぇよ！独り言だバーカ」

独り言だったの？
それは本当？

「っていっやぁぁ！」

「うるせぇな！」

咄嗟に葉月に腕を回した。

「ベタベタくっつくんじゃねぇよ」

「そ、そんなこと言われても」

速い速い！
いやまじで怖いから！

「スピード落としてぇ！」

「ちょっ黙っ…！！」

嘘っ…

「葉月っ」