素直の方が好きですか?

やってやろうじゃないの



「流石」

今、あたしと葉月の前には
ほかほかと湯気が立ち上っている料理が並んでいた。

「単純な姉を持つと楽だなぁ」


ま、まさか…はめられた!?

なんたる屈辱!
こんな単純な罠に引っ掛かるなんて……。

「そ、そんなこと言う人には食べさせないよ!」

「いや普通に食うから」

「許さないもんっ」

「もんっとかお前いくつだよ」

「じゅう「そうじゃねぇから」

「って、食うなぁぁ!」

「ん、なんだよ…
美味いじゃん」

そんなこと言われたら…
言い返せなくなるじゃん。

「ふっ」

「あぁ!今鼻で笑ったぁぁ!」

「いちいちうるせぇなガキか」

「葉月よりは大人!」

「へっ」

「あ!また!!」

あたしがまたそういうと葉月はあたしを無視してご飯を食べ始めた。

くっ…こいつ…。

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