素直の方が好きですか?
しばらくして川原で想を発見した。
「想!!
お前……すっぽかしたりして何やってんだよ!!」
「あ?お前だって……」
「なんでこんなとこに……
今日は―…」
「お前さぁ……
気づいてねぇの?
俺が話し合いから逃げるの手伝ってたの」
「は……?」
俺が、手伝う?
そんな馬鹿なことがあるものか
そんなことした覚えはひとつもない―…
「気づいてる?お前、時々記憶が欠落するの」
「そんなわけ……」
「やっぱ?
そうなんだよ
お前は記憶がなくなることがある
それが意図的か、なんだかは知らないけど」
「じゃあ俺は……その欠落した記憶が協力した記憶だったわけ?」
「ああ、そうだな
あ、如月との記憶、無くさないようにな
ただ忘れるのと違うから」