素直の方が好きですか?
ふぅとため息をつきベッドに倒れ込んだ。
あの過去…想から見た過去が知りたい。
欠けた、ともの知らない過去。
そこにきっと大事なコトがあるんだ。
でもどうやって話をしよう?
あたしはもう、想に許してもらえないかもしれない。
…………あれ?
あたし想を救いたいって思ったけど想は?
もしそのままがいいのならあたしの行為はただの迷惑になる。
どうしよう…。
やっぱりもう一度ともと話そうかな?
あたしは携帯を手に取るとおとに電話をかけた。
『はいー。
智葉?どうかした?』
「や、あの…ちょっと気になることが出来て…
もう一度ともと話せないかなって…」
『うん、わかった。
聞いてみるよ。ま、OKだろうけどね』
「度々ごめんね…」
『そんなの気にしないの!』
おやすみと言ってお互い電話を切った。